書籍の建築数量積算基準・同解説の巻末にある参考資料には、各種波形鋼板の塗装係数が記載されていますが、QLデッキについては記載がありません。
また、ネットで検索してもQLデッキの塗装係数(表面積)の情報は見当たりません。
そこで、JFEスチールさんの鋼構造設計便覧に記載されているQLデッキの断面積を厚さで割って、塗装係数(表面積)とすることにしました。
QLデッキのジョイント部は一部塗装しないことになりますが、無視していいと考えています。
計算は下の画像のようにExcelを使って、計算結果を小数点以下4位で四捨五入としています。
板厚と断面積をそれぞれm単位にして、断面積/板厚として、断面積がQLデッキ1枚分(幅600mm)なので、1m2当たりの表面積とするために1/0.6を掛けています。
計算結果はQLデッキの板厚によって少し違ってきていますが、ジョイント部を無視していることを考え、板厚ごとに分ける必要はない、塗装係数として有効3桁でよいとして、下表のように決めることにします。
品名 | 塗装係数 |
---|---|
QL99-50 | 1.35 |
QL99-75 | 1.47 |
コメント
コメントを投稿