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防水保護コンクリート上のタイル伸縮調整目地

屋上テラスなど、防水保護コンクリート面に床タイルを張る場合のタイル伸縮調整目地は、 国土交通省 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)平成31年版 で、次のように記載されています。 11.2.7.(2).(ケ) 防水層の保護コンクリート等の上にタイルを張る場合は、9.2.5[保護層等の施工](6)による伸縮調整目地に合わせてタイルの伸縮調整目地を設ける。 なお、目地材は、9章7節[シーリング]による。 同標準仕様書の平成28年版では、11.2.7.(b).(9)に同様の記載があります。 特記仕様書等で、標準仕様書として国土交通省 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)が記載されている場合で、図面等に特に記載がなければ、11.2.7.(2).(ケ)の記載によりタイルの伸縮調整目地を見込むことになります。 防水層の保護コンクリートの伸縮調整目地は、下記のように設けることになっていますので、タイルの伸縮調整目地をこれに合わせて設けることになります。 これについても、図面等に特に記載がない場合で、標準仕様書による場合です。 9.2.5.(6).(ア) 平場の屋根防水保護層は、伸縮調整目地を設ける。 伸縮調整目地の割付けは、周辺の立上り部の仕上り面から600mm程度とし、中間部は縦横間隔3,000mm 程度とする。 また、伸縮調整目地は、排水溝を含めて、立上りの仕上り面に達するものとする。 目地材の仕様は、 材種は、「9章7節[シーリング]による」の記載から、表 9.7.1によりPS-2 ポリサルファイド系シーリング。 目地寸法は、9.7.3.(1).(ウ)により、幅・深さとも10mm以上。 となります。 図面等に記載されることが少ない項目ですので、忘れずに見込むようにしましょう。 チェックリストなどに項目を設けて、その都度確認するようにしたり、積算ソフトにあらかじめ項目を設けておくなど、対策しておくといいでしょう。

折板などの金属屋根に設ける工作物の水上にはカバーが必要

折板・瓦棒葺などの出っ張りのある金属屋根の中間部に、塔屋・はと小屋(設備配管取り出し口)・ベンチレーター・トップライトなどの工作物を設ける場合、工作物の周囲には金属屋根との取り合い部に水切りを設けます。 ただし、工作物の水上については、金属屋根との取り合いを塞ぐだけの水切では、その水上に雨水が溜まってしまいます。 これを防ぐために、通常は工作物と水上の棟まで間にカバーを設けます。 屋根の軒先・けらば・棟・外壁取り合い部などの詳細図がある場合でも、このカバーについては図示がない場合も多いので、拾い落しがないように注意が必要です。 特に、ある程度精度が必要となってくる精概算の場合、図示がない場合が多いと思います。 また、積算作業途中の設計変更や、VECD提案などで工作物が追加される場合は、なおさら拾い落しやすい項目です。 チェックリストなどに項目を設けて、その都度確認するのがおすすめです。 積算ソフトでは、あらかじめ標準的な項目を用意しておけると思いますので、水上カバーの項目も用意しておくと、拾い落しを防げると思います。 水上カバーは基本的には金属屋根の上面に、金属屋根と重複するように見込めばいいと思いますが、工作物の幅が広く面積が大きくなる場合は、水上部分を出っ張りのない平葺の金属屋根に置き換える場合もあります。 工作物の水上部分の面積が大きい場合は、設計者に質問しておいた方がいいでしょう。

国交省建築工事標準仕様書におけるシーリングの材種と断面寸法のまとめ

建築工事におけるシーリング材の材種と断面寸法について、 国土交通省 公共建築工事標準仕様書(建築工事編) で、図面に記載がない場合として定められているものがあります。 基本的には9章防水工事の7節シーリングに記載されていますが、一部他の章・節にも記載されていますので、少し解説を加えながら整理してみます。 対象は最新版の平成31年版です。 シーリングの材種 シーリングの材種については、基本的には9章防水工事-7節シーリングの中の表 9.7.1で定められています。 この表の中で注意すべき点は、注1にとして書かれている仕上げありの場合(シーリング材表面に仕上塗材・塗装等を行う場合)に、同じ被着体の組合せでも、材種が違っているところです。 仕上げなしの場合は変成シリコーン系またはポリサルファイド系ですが、仕上げありの場合はポリウレタン系となっています。 これは、シーリング材表面に仕上塗材・塗装等を行った場合に、ブリードという汚染が発生してしまうためで、仕上げありの場合はブリードが発生しないポリウレタン系が推奨されるからです。 表 9.7.1の注4および9.7.2.(4)では、外装壁タイル接着剤張りに用いるシーリング材について、記載されています。 タイル~タイル間の伸縮調整目地は、表 9.7.1ではポリサルファイド系ですが、外装壁タイル接着剤張りの場合は変成シリコーン系となっています。 また、打継ぎ目地及びひび割れ誘発目地のシーリング材についても表 9.7.1とは異なります。 11章タイル工事 3節有機系接着剤によるタイル張り 11.3.4.(1) 打継ぎ目地及びひび割れ誘発目地のシーリング材はポリウレタン系シーリング材とし、伸縮調整目地その他の目地は変成シリコーン系シーリング材とする。 表 9.7.1では打継ぎ目地及びひび割れ誘発目地のシーリング材は、仕上げなし(シーリング材表面に仕上塗材・塗装等を行わない場合)であればポリサルファイド系となりますが、ここでポリウレタン系としているのは、有機系接着剤が仕上塗材・塗装等と同様にブリード(汚染)を発生させるためです。 伸縮調整目地その他の目地も変成シリコーン系となっており、タイルと他材取合目地は表 9.7.1でも変成シリコーン系ですが、タイルとタイルの取合目地は表 9.7.1のポリサルファイド

軽量鉄骨天井下地・軽量鉄骨壁下地は特に記載がない限りJIS規格品

国土交通省の公共建築工事標準仕様書(建築工事編)では、軽量鉄骨天井下地・軽量鉄骨壁下地は「JIS A 6517(建築用鋼製下地材(壁・天井))による。」と記載されています。 少し古い標準仕様書でも同じですが、最新の平成31年度版では、天井下地材は 14.4.2 材料(1) 、壁下地材は 14.5.2 材料(1) に記載されています。 建築工事図面のほとんどで、国土交通省の公共建築工事標準仕様書を採用しているので、設計図書の中でこれを否定する記載がなければ、JIS A 6517が適用されることになります。 JIS規格品は一般材と比べて高価になるので、注意が必要です。 例えば、軽量鉄骨天井下地の野縁だと、JIS規格品は厚さ0.5mmですが、一般材では厚さ0.4mmです。 株式会社 佐藤型鋼製作所さん のカタログが分かりやすかったので、使わせていただきました。 建築工事の図面で軽量鉄骨天井下地・軽量鉄骨壁下地について特記されることがありますが、ほとんどの場合が「JIS規格品にしなさい」というもので、特記されないことの方が多いと思います。 最近、ある設計事務所の特記仕様書で、JIS規格品と一般品のどちらかに印を付けるスタイルを採用しているのを見かけましたが、このように明確に指定しているケースは少ないです。 となると、特記仕様書等に特に記載がなく、一般材を採用したい場合は、質問書で「一般材としてよいか」を確認する必要があるということになります。 軽量鉄骨天井下地・軽量鉄骨壁下地全般にかかわることですので、気を付けましょう。

Web版標準仕様書の閲覧に適したWebブラウザとして Sleipnir 4 および Sleipnir Mobile を推奨します

当サイトで公開している建築工事関連のWeb版標準仕様書( 国土交通省の公共建築工事関連標準仕様書 の複製)は、以下のとおりです。 WEB版 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)平成31年版 WEB版 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成31年版 WEB版 公共建築木造工事標準仕様書 平成31年版 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版 <積算業務向け抜粋> 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版 各標準仕様書は、文章内に「~~は、〇〇による。」といった別文章の参照が多く含まれていて、Web版ではそこにURLリンクを埋め込んでクリック(またはタップ)により、すぐにその該当文章が開けるようにしています。 そのリンク先の開き方は、元の文章とは別の新しいタブで開くように設定しています。 今読んでいる文章から別の文章を参照するときは、たいていの場合元の文章の閲覧に戻ると考えられますので、おそらくリンク先は新しいタブで開いた方が便利だろうというのが、その理由です。 複数のタブを開きながら閲覧するということを考えると、ブラウザとしてはタブの使い勝手がいいものの方が、ストレスが少ないです。 Windows版のブラウザでは、どのブラウザでもこの点で大差はありませんが、その中でも Sleipnir 4 は、タブをグループ分けできる多段タブに対応している点と、よく使う機能をショートカットキーやマウスボタンに割り当てられるカスタマイズ性で、他のブラウザより優れていると考えています。 Sleipnir については、 Sleipnir 6 の方が新しく Sleipnir 4 と同等の機能がありますが、Sleipnir 6 のデザインの斬新さから、Sleipnir 4 の方が取っ付きやすいと思います。 Sleipnir 6 はヘッダー部分の高さが低いという点では、解像度の低いノートパソコンなどでは有利なので、選択の余地はあります。 Android版スマートホン・タブレットのブラウザの場合は、使い勝手のいいタブブラウザが見当たらないので、ちゃんとタブブラウザの形になっているという点で Sleipnir Mobile 一択ということになると思います。 Sleipnir Mobile の場合はリンクをタップす

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