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原設計図と変更図を見比べて、変更箇所をマーキングする作業について

一度積算作業をして内訳明細書が完成し、それからしばらくして、役所の指導や採用されたVE提案、質疑回答の内容などを訂正した変更図が出来上がってくることがあります。
相当にあちこち変更されていますが、変更箇所が分かるようにマーキングはされていません。
そうすると、変更箇所を知るために、積算作業時の原設計図面と変更図を見比べて、マーキングする作業をすることになります。

この作業が、まるで難易度の高い間違い探しクイズのような作業なので、見落としがないように気合を入れて作業しますが、見落としも出てしまいますし、けっこう消耗もします。

新旧図面の比較作業の現状

例えば、全部で90枚の図面を見比べるとして、三人で手分けしたとします。
一人30枚ずつ見比べることになりますが、それだけだと相当に慎重に見比べても、どうしても見落としが出てしまいます。
そこで、各自の図面を他の人に変えて、もう一度見比べをします。
1回目は、Aさん:A-01図~A-30図、Bさん:A-31図~A-60図、Cさん:A-61図~A-90図を担当。
2回目は、Aさん:A-31図~A-60図、Bさん:A-61図~A-90図、Cさん:A-01図~A-30図を担当。
といった具合です。
無駄な手間をかけていると感じるかもしれませんが、見落としがないようにするためには、おそらくこの方法しかないと思います。
これで見落としがないように、見比べ作業が完了するはずです。

・・・が、Cさんは要領がいいので、2回見比べするのなら1回目は多少雑に見比べてもいいと考え、2回目もAさんがしっかり見比べた後だから、ザッと見比べればいいと考えてしまいました。
本来なら図面を描いた人が変更箇所をマーキングしておくべきだし、間違い探しクイズのような作業をさせられるのも、ちょっと気に入らないという気持ちもありました。
2回目は1回目でマーキングされなかった部分を見比べればいいので、難易度は下がりますが、それでも結果としてかなりの量の見落としが出てしましました。

しばらくして、また同じような作業をする機会があったので、今度はさらに1回見比べを増やして、3回見比べることにしました。
1回目は、Aさん:A-01図~A-30図、Bさん:A-31図~A-60図、Cさん:A-61図~A-90図を担当。
2回目は、Aさん:A-31図~A-60図、Bさん:A-61図~A-90図、Cさん:A-01図~A-30図を担当。
3回目は、Aさん:A-61図~A-90図、Bさん:A-01図~A-30図、Cさん:A-31図~A-60図を担当。
といった具合です。
これで見落としはないはずですが、さすがに無駄というか効率が悪いというか。
Cさんを作業から外して、真剣にやってくれるDさんに作業してもらえば、2回でいいはずです。

ただし、現実には誰かを作業から外すということは、なかなかできないことです。
「みなさん、他の人がもう一度見比べると考えないで、絶対に見落とさないように真剣に取り組みましょう」と言ってみるしかないでしょうか。
あるいは、やはり3回目をやるしかないでしょう。

新旧PDFファイルを比較してくれるツールの可能性

最近は図面をPDFファイルで受け取ることが多いので、原設計図のPDFと変更図のPDFを比較して、異なる部分を表示してくれるソフトがあれば、と思ったりします。
この手の作業は、人間よりもコンピューターの方が得意ですから。

文章のPDFのファイルの比較であれば、すでにあります。
特記仕様書や仕上げ表などの比較であれば、それが使えるかもしれません。
ただし、文字の比較は可能でも、この線が消えた・増えた、形が変わったといった比較となると、なかなか難しいかもしれません。

PDF比較:2つのPDFファイルを比較する方法 | Adobe Acrobat DC
PDFファイルの比較 - 100%無料 - PDF24 Tools

CADソフトで新旧CADファイル比較の可能性

CADに新旧図面を比較する機能が付いてもいいかもしれません。
市販のCADソフトに比較機能があるか分かりませんが、フリーソフトのJW_CADには[ファイル比較]という機能があるので、それを使えないか考えているところです。

【 ファイル操作|ファイル|Jw_cad 】- JWW情報館

CAD共通ファイル形式のDXF形式ファイルを設計者から入手できることが条件となりますが、もし入手できれば、DXFファイルをJW_CADに読み込み、JW_CAD標準のJWW形式で保存し、[ファイル比較]という手順になります。

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