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前面道路の現況が分からないときは Google ストリートビューで見てみよう

新築工事の敷地入り口部分で既存歩道を切り下げたり、逆に既存の歩道切り下げ部分を解消するなど、前面道路部分の改修工事がある場合に、その部分の現況の詳細が図面にないことがあります。
基本的には設計者に質問するか現地調査することになりますが、事情によっては質問できないとか、質問できたとしても先にある程度想定して積算しておかない、あるいは現地調査も積算作業に間に合わないというような場合もあります。
そんなときには、Google ストリートビューを使って現況を見ることができます。

1)ブラウザで Google マップ を開いて、工事場所の住所または解体前の建物があればその建物名、付近の有名な建物名などで検索して、工事場所の地図を表示します。
ここでは、例として「千代田区永田町1-7」で検索してみます。

住所で検索

2)国会議事堂周り地図が表示されました。
国会議事堂正面の歩道の様子を見てみることにします。
地図の右下の黄色い人形を、マウスの左クリックでつまみます。
(ドラッグ アンド ドロップのドラッグです)

ストリートビューへ移行(人形をドラッグ)

3)マウスでつまんだ人形を、地図上の見たい場所に移動して、マウスボタンから指を離します。
(ドラッグ アンド ドロップのドロップです)

ストリートビューへ移行(人形をドロップ)

4)国会議事堂前の道路ストリートビューで表示されました。
道路の反対側から見た写真になっているので、少し歩道に近づいた写真を見たいので、その辺りをマウスでクリックします。
マウスカーソルを移動させると、下の画像の赤枠内にある白い○が表示されますが、その白い○が表示される部分であれば、移動した位置から見た写真が表示されます。

ストリートビュー(移動)

5)歩道に近づいた写真になりました。
歩道は小舗石舗装でしょうか。
歩道切り下げ部分の点字ブロック、植込の植栽、ガードレール、縁石、敷地境界のフェンスなども見えます。
次は少し左側の様子も見たいので、右下の方位磁針脇の矢印をクリックして、見る方向を変えます。

ストリートビュー(方向変更)

6)左側を見た写真に変わりました。
少し前方の道路面をクリックして、前に進んでみます。

ストリートビュー(移動2)

7)前に進んで横断歩道部分の写真に変わりました。

ストリートビュー(移動後)

このように、割と簡単に敷地周囲の写真を見ることができます。
既存の建物の外観も観れるので、既存建物の改修工事の参考になることもあると思います。
ストリートビューの写真が撮られた時期によっては、現在の状態と違っている場合もあるので、その点は注意して利用すべきですが、とりあえずの参考資料としては、十分使えるんじゃないかと思います。

コメント

  1. 都心では写真の更新がはやくて、既存の建物が解体されてる場合がありますね。

    返信削除
  2. コメントいただいてるのに気付かず、遅くなってしまいました。
    写真の更新は早い方がいいと思っていましたが、現況を知りたいときには遅い方がいいということになりますね。
    過去の写真も見れるようになりませんかね。

    返信削除

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