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BingのAI搭載チャットモードは、チャットGPT(無料版)より賢い

チャットGPT(無料版)を使ってみた感想のような記事を2つ書きましたが、最近Edgeを起動するたびに「BingのAI搭載チャットモード」を勧めてくるので、こちらも試してみることにしました。
「AI搭載チャットモード」という言葉からすると、チャットGPTと似たようなものかなと思いますが、はたしてどうでしょうか。
チャットGPTの記事はこれです。↓
最近話題のチャットGPTを使ってみよう
チャットGPTは知らないことはデタラメに答えて知ったかぶりをする

BingのAI搭載チャットモードは、Edgeで「Bing検索のチャットページ」を開いて、下部の[何でも聞いてください…]に質問を入力することで使えます。
また、Edge右上のBingアイコンをクリックして開くサイドパネルにも[何でも聞いてください…]があって、そこでも同じように質問できます。

BingのAI搭載チャットモード

チャットGPTではでたらめな回答となった質問をぶつけてみます。
「EGOISTのGoldという歌を説明して」という質問です。
メッセージが「‘EGOIST Gold 歌’ を検索しています」→「回答を生成しています…」と表示され、少し間をおいて、回答が表示されました。

EGOISTのGoldという歌は、2022年に発売されたEGOISTの10枚目のシングルです。
TVアニメ「ビルディバイド -#FFFFFF-」のオープニングテーマになっています。
作詞はryo (supercell)、作曲はTeddyLoid・Gigaが担当しています。
歌詞は、運命の分岐路に立った主人公の心情を表現しており、自分だけの強さと信念を持って未来を切り拓くというメッセージが込められています。
歌はreche(旧名:chelly)が歌っており、彼女の力強くも美しい歌声が印象的です。

チャットGPTと比べると、回答までに少し時間がかかりますが、内容は正確です。
従来の(AIではない)Bingで検索して得た情報を元に、AIが回答文を生成しているという感じでしょうか。
チャットGPTの回答スピードは確かに魅力的ですが、多少時間がかかっても内容が正確ということは重要です。

Bingチャットの画面では、下の画像の様に、回答の下に「詳細情報」として番号付きのリンクが並んでいます。
回答文の中にも番号が付けられていて、その番号と「詳細情報」の番号が対応しています。
「詳細情報」のリンクから、各文の情報元となったサイトを開くことができるので、さらに詳しい情報が得られる可能性があります。

「EGOISTのGoldという歌を説明して」の回答

次もチャットGPTで試した質問です。
「羅針盤とは」
この質問でも上と同じように「‘羅針盤とは’ を検索しています」→「回答を生成しています…」と表示されて、少し間をおいて、回答が表示されました。
この質問はチャットGPTでも正しい回答が得られましたが、チャットGPTとBingチャットはともに、心理的な意味については回答に含めていません。

羅針盤とは、磁石の針が南北を指すことを利用して、船舶や航空機の方位・進路を測る器械です。
コンパスとも呼ばれます。
磁石の針は地磁気の方向に沿って回転し、停止したときにそのN極がほぼ北方向、S極がほぼ南方向を指します。
ただし、真の北と磁北は一致しない場合が多く、そのずれを偏角といいます。
羅針盤は中国で発明され、11世紀末には貿易船に装備されていました。
ヨーロッパに伝わって大航海時代の重要な航海計器となりました。
「羅針盤とは」の回答

チャットGPTのときと同じように、続けて「心理的な意味でも使われる?」と聞いてみました。
Bingチャットでも、AIと対話(チャット)しているように質問のやり取りができています。

はい、心理的な意味でも使われます。
羅針盤とは、自分の内にある規範やルール、理念や価値観などを指すことがあります。
これらは自分が進むべき方向を示してくれるもので、自律的に判断や行動をするために必要なものです。
また、信仰や哲学などを人生の羅針盤とする人もいます。
これらは自分の生き方や幸せに対する考え方を支えてくれるものです。
羅針盤という言葉は、物事の本質や方向性を見極めるためのメタファーとして使われることが多いです。
「心理的な意味でも使われる?」の回答

チャットGPTとBingチャットは、同じ言語モデル「GPT-4」をベースにしていますが、上で試した範囲では、回答スピードで劣るものの回答の正確さからBingチャットの方が「使える」と言えます。
ただ、チャットGPTでやってくれる「文章の校正」がBingチャットではできないようなので、その点ではチャットGPTの方が「使える」ので、要は自分がAIにやって欲しいことを、どちらでやるべきか、ということになると思います。

まだあまり試せていませんが、私がやって欲しいことで考えると、以下の様な使い分けになりそうです。
1)ブログ記事用の情報集めを手伝ってもらう。(Bingチャット)
2)ブログ記事の文章を作ってもらう。(Bingチャット)
3)自分で作ったブログ記事の文章の校正をしてもらう。(チャットGPT)
4)英語のコミニュティへの投稿のため、日本語の文章を英語に翻訳してもらう。(チャットGPT)
5)外国語の文章を日本語に翻訳してもらう。(チャットGPT)
6)話し相手になってもらう。(チャットGPT)

1)~6)の中には冗談も混じっていますし、他のツールを使った方がいいものもあるかもしれませんが、2つのAIチャットをうまく使えば、かなり便利になる可能性があると感じています。
最近では人間の声に近いボーカロイドも出てきているようなので、自然な文章のチャットと組み合わせると、SF映画に出てくるようなコンピュータと話をすることも、できるようになりそうです。
(すでに出来ているかもしれないですが)
悪用されるなどの危険性も指摘されていますが、とりあえず、楽しみの方が先に立ってしまいます。
冗談として6)を入れましたが、そんなに冗談でもなくて、お気に入りの声優さんのボーカロイドで、AIチャットができたら楽しいだろうなと想像したりしています。

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