公共建築数量積算基準による余幅算出により、構造体の両側に余幅が取れる場合の根切り幅を計算します。
根切り幅は構造体寸法に余幅を加えたものとなり、その余幅については 公共建築数量積算基準 平成29年版 第3編.第1章.第2節.2土の処理の計測・計算 の(2).3) で下記のように記載されています。
余幅は、作業上のゆとり幅に、土質と根切り深さとに応ずる係数を乗じた法幅(根切り基準線における根切りのひろがり)の1/2を加えた幅をいう。
作業上のゆとり幅は、0.5mを標準とする。
ただし、土間、犬走り等の作業上のゆとり幅は、0.1mを標準とする。
法幅の土質と根切り深さに応ずる係数は、適切な統計値によるものとし、指定のない場合の普通土の係数は、
①根切り深さが1.5m未満の場合は0とし、法を設けない。
②根切り深さが1.5m以上5.0m未満は0.3を標準とする。
③根切り深さが5.0m以上は0.6を標準とする。
作業上のゆとり幅は、0.5mを標準とする。
ただし、土間、犬走り等の作業上のゆとり幅は、0.1mを標準とする。
法幅の土質と根切り深さに応ずる係数は、適切な統計値によるものとし、指定のない場合の普通土の係数は、
①根切り深さが1.5m未満の場合は0とし、法を設けない。
②根切り深さが1.5m以上5.0m未満は0.3を標準とする。
③根切り深さが5.0m以上は0.6を標準とする。
このページの計算では、作業場のゆとり幅が0.1mとなる土間・犬走り等の場合を除いています。
また、法幅の土質と根切り深さに応ずる係数として適切な統計値がない、普通土の係数①~③により計算しています。
作業上のゆとり幅は、公共建築数量積算基準では0.5mが標準なので入力欄がなくてもよさそうですが、初期値として500mmを設定して、一応変更できるようにしてあります。
あまりないとは思いますが、作業上のゆとり幅が500mm以外の場合は、この数値を変えて計算することもできます。
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