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8章耐震改修工事 3節鉄筋の加工及び組立 8.3.4継手及び定着(改修標準仕様書(建築)H28)

国土交通省 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版

8章 耐震改修工事
 3節 鉄筋の加工及び組立

8.3.4 継手及び定着

(a) 鉄筋の継手は重ね継手,ガス圧接継手,機械式継手又は溶接継手とし,適用は特記による。

(b) 鉄筋の継手位置は,特記による。

(c) 鉄筋の重ね継手は,次による。
 なお,径が異なる鉄筋の重ね継手の長さは,細い鉄筋の径による。
 (1) 柱及び梁の主筋並びに耐力壁の鉄筋の重ね継手の長さは,特記による。
  耐力壁の鉄筋の重ね継手の場合,特記がなければ,40d(軽量コンクリートの場合は50d)と表8.3.2による長さの大きい値とする。
 (2) (1)以外の鉄筋の重ね継手の長さは,表8.3.2による。
表 8.3.2 鉄筋の重ね継手の長さ

図 8.3.1 フックありの場合の重ね継手の長さ


(d) 隣り合う継手の位置は,表8.3.3 による。
     ただし,壁の場合及びスラブ筋でD16以下の場合は除く。
 なお,先組み工法等で,柱,梁の主筋の継手を同一箇所に設ける場合は,特記による。
表 8.3.3 隣り合う継手の位置


(e) 鉄筋の定着は,次による。
 (1) 鉄筋の定着の長さは,表8.3.4により,適用は特記による。
表 8.3.4 鉄筋の定着の長さ

図 8.3.2 直線定着の長さ及びフックあり定着の長さ

 (2) 仕口内に縦に折り曲げて定着する鉄筋の定着長さLが,表8.3.4のフックあり定着の長さを確保できない場合の折曲げ定着の方法は,図8.3.3 により,次の(ⅰ),(ⅱ)及び(ⅲ)をすべて満足するものとする。
  (ⅰ) 全長は,(e)(1)の直線定着の長さ以上とする。
  (ⅱ) 余長は8d以上とする。
  (ⅲ) 仕口面から鉄筋外面までの投影定着長さLa及びLb は,表8.3.5に示す長さとする。
   ただし,梁主筋の柱内定着においては,原則として柱せいの3/4倍以上とする。
図 8.3.3 折曲げ定着の方法

表 8.3.5 投影定着長さ


(f) その他の鉄筋の継手及び定着は,次による。
 (1) 溶接金網の継手は,図 8.3.4による。
  なお,L1は表8.3.2 に,L2 及びL3は表 8.3.4 による。
図 8.3.4 溶接金網の継手及び定着

 (2) 帯筋組立の形は,特記による。

国土交通省大臣官房官庁営繕部 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版(H28.6 一部改定)の複製です。

元の標準仕様書は、↓ こちらからダウンロードできます。
 官庁営繕:公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版 - 国土交通省

なお、元となる標準仕様書の改定周期は3年となっています。
次は平成31年版(または新元号元年版)になると思いますが、最新版が発行されたら、そちらを参照してください。

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