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第2編 1章 4節直接仮設の計測・計算 1通則(公共建築数量積算基準 平成29年版)

公共建築数量積算基準 平成29年版

第2編 仮設
 第1章 仮設
  第4節 直接仮設の計測・計算
   1 通則

直接仮設は、受注者の任意で行われることが前提であることから、それぞれの仮設材そのものを計測せずに仮設の設置範囲(建築面積、延べ面積)を数量とする項目と、設計寸法から計測・計算する項目がある。
計測・計算する項目についても、一般的に任意で作成された仮設図面に基づいて計測・計算を行い、その数量は計画数量とする。

(1)遣方

遣方とは、配置図により建物の通り芯、高さ等の基準を示すものをいう。

(2)墨出し、養生、整理清掃後片付け

墨出しとは、躯体、仕上及び設備各工事を施工するために、床、柱及び壁に通り芯並びに高さの基準を示すことで、躯体断面、仕上取付、設備機器等の据付の基準となる親墨までをいう。
養生とは、躯体、仕上げ等の施工済みの各種工事が次工程又は竣工までの破損、汚れ等を防ぐための養生をいい、通路等共通スペースの養生も含む。
整理清掃後片付けとは、屋内及び屋上の片付け清掃をいう。

(3)足場

足場とは、工事施工に伴う内外の高所作業(2.0m以上)の作業床、通路として工事関係者の安全確保のために設置する仮設の構築物等である。
通常、外部足場、内部躯体足場、内部仕上足場等に区分する。
また、外部足場は足場の種類(枠組幅等)により区分する。

(4)災害防止

災害防止とは、工事関係者及び第三者の災害防止のために設置する垂直養生、安全ネット、外周・開口部養生手すり等の安全設備をいう。
共通仮設の安全施設、鉄骨工事の専用仮設等は区分する。

この資料は、国土交通省 公共建築数量積算基準(平成29年版)の複製で、編・章または節ごとにページ分けし、適切に改行を設ける、他の節などを参照する部分にリンクを貼るなどして、読みやすくしたものです。
元のPDF資料はこちらからダウンロードできます。
 公共建築数量積算基準(平成29年版)

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