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第4編 4章 2節鉄骨の計測・計算 1通則(公共建築数量積算基準 平成29年版)

公共建築数量積算基準 平成29年版

第4編 躯体
 第4章 鉄骨
  第2節 鉄骨の計測・計算
   1 通則

1)材料価格に対応する数量は、所要数量とする。

2)鋼材(形鋼、平鋼、鋼板等)の数量は、各部分について規格、形状、寸法等ごとに、次の各項に定めるところに従い計測・計算した長さ又は面積をそれぞれ設計長さ又は面積とし、その設計長さ又は面積にJISで定める単位質量を乗じた質量とする。

3)ボルト類等は原則としてその規格、形状及び寸法ごとに個数又は質量に換算したものを設計数量とする。
 なお、高力ボルトの長さは、接合する板厚による締付け長さに「締付け長さに加える長さ」(S)㎜を加えた首下寸法とする。
 ただし、長さが5㎜単位とならない場合は、それぞれの決められた規格の基準寸法に最も近い寸法とする。

4)溶接は原則として種類に区分し、溶接断面形状ごとに長さを求め、すみ肉溶接脚長6㎜に換算した延べ長さを数量とする。

5)鋼板は原則として設計寸法による面積を計測・計算する。
 ただし、複雑な形状のものはその面積に近似する長方形として計測・計算することができる。
 なお、全溶接構造の鋼板の場合は、第1編総則2基本事項(6)2)の定めにかかわらず短辺方向は小数点以下第3位まで、計測・計算する。

6)ボルト類のための孔明け、開先き加工及びスカラップ並びに柱、梁等の接続部のクリアランスによる鋼材の欠除は、原則としてないものとする。
 1か所当たり面積0.1m2以下のダクト孔等による欠除もこれに準ずる。

7)ダクト孔補強について設計図書に記載された補強材は計測・計算する。

8)鉄骨材料について、所要数量を求めるときは、設計数量に次の割増をすることを標準とする。
 形鋼、鋼管及び平鋼5%
 広幅平鋼及び鋼板(切板)3%
 ボルト類4%

この資料は、国土交通省 公共建築数量積算基準(平成29年版)の複製で、編・章または節ごとにページ分けし、適切に改行を設ける、他の節などを参照する部分にリンクを貼るなどして、読みやすくしたものです。
元のPDF資料はこちらからダウンロードできます。
 公共建築数量積算基準(平成29年版)

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