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第4編 3章 2節鉄筋の計測・計算 1通則(公共建築数量積算基準 平成29年版)

公共建築数量積算基準 平成29年版

第4編 躯体
 第3章 鉄筋
  第2節 鉄筋の計測・計算
   1 通則

鉄筋の数量は、各部分について規格、形状、寸法等ごとに、原則としてコンクリートの設計寸法に基づき、次の各項に定めるところに従い計測・計算した長さを設計長さとし、その設計長さに日本工業規格(以下「JIS」という。)に定める単位質量を乗じた質量とする。

1)基礎、柱、梁、床板、壁等の先端で止まる鉄筋は、コンクリートの設計寸法をその部分の鉄筋の長さとし、これに設計図書等で指定された場合はフックの長さを加える。
 斜筋もこれに準ずる。
 ただし、径13㎜以下の鉄筋についてのフックはないものとする。

2)フープ、スタラップの長さは、それぞれ柱、基礎梁、梁及び壁梁のコンクリートの断面の設計寸法による周長を鉄筋の長さとし、フックはないものとする。

3)幅止筋の長さは、基礎梁、梁、壁梁、壁のコンクリートの設計幅又は厚さとし、フックはないものとする。

4)重ね継手又はガス圧接継手について、この基準で別に定める場合を除き、計測・計算した鉄筋の長さについて、径13㎜以下の鉄筋は6.0mごとに、径16㎜以上の鉄筋は7.0mごとに継手があるものとして継手箇所数を求める。
径の異なる鉄筋の重ね継手は小径による継手とする。

5)ガス圧接継手の加工のための鉄筋の長さの変化はないものとする。

6)フック、定着、余長及び重ね継手の長さについて設計図書に記載のない場合は、日本建築学会、建築工事標準仕様書JASS5鉄筋コンクリート工事の規定を準用し、小数点以下第3位を四捨五入し、小数点以下第2位とする。
 なお、径の異なる鉄筋の継手は小径による継手とする。

7)鉄筋の割付本数が設計図書に記載されていない場合は、その部分の長さを鉄筋の間隔で除し、小数点以下第1位を切り上げた整数(同一の部分で間隔の異なる場合はその整数の和)に1を加える。

8)窓、出入口等の開口部による鉄筋の欠除は、原則として建具類等開口部の内法寸法による。
 ただし、1か所当たり内法面積0.5m2以下の開口部による鉄筋の欠除は原則としてないものとする。
 なお、開口補強筋は設計図書により計測・計算する。

9)鉄筋について、その所要数量を求めるときは、その設計数量の4%の割増を標準とする。

この資料は、国土交通省 公共建築数量積算基準(平成29年版)の複製で、編・章または節ごとにページ分けし、適切に改行を設ける、他の節などを参照する部分にリンクを貼るなどして、読みやすくしたものです。
元のPDF資料はこちらからダウンロードできます。
 公共建築数量積算基準(平成29年版)

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