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8章コンクリートブロック・ALCパネル・押出成形セメント板工事 4節ALCパネル(積算業務向け 国交省標準仕様書抜粋)

国土交通省 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版
積算業務向け抜粋
8章 コンクリートブロック・ALCパネル・押出成形セメント板工事
 4節 ALCパネル

8.4.1 適用範囲

この節は、ALCパネル (以下この節において「パネル」という。) を屋根 (非歩行用) 、床、外壁及び間仕切壁に用いる工事に適用する。

8.4.2 材料

(a) パネルは JIS A 5416 (軽量気泡コンクリートパネル (ALCパネル) ) の厚形パネルとし、区分、単位荷重、厚さ、長さ、耐火性能等は、特記による。

(b) 金物

 (2) 下地鋼材及び開口補強鋼材は、JIS G 3101 (一般構造用圧延鋼材) のSS400とする。

(c) 金物の表面処理

 (1) 取付け金物でパネルに接する鋼製のものは、表14.2.2[鉄鋼の亜鉛めっきの種別]のF種の亜鉛めっきを行う。

 (2) 下地鋼材及び開口補強鋼材は、表18.3.1[鉄鋼面錆止め塗料の種別]のB種の錆止め塗料の2回塗りを行う。

(e) パネル相互の接合部に用いるシーリング材は、9章7節[シーリング]による。

(f) パネル相互の接合部に挿入する耐火目地材は、JIS R 3311 (セラミックファイバーブランケット) の1号又は JIS A 9504 (人造鉱物繊維保温材) のロックウール保温板1号とする。

8.4.3 外壁パネル構法

(a) 外壁パネル構法は表8.4.2により、種別は特記による。
表 8.4.2 外壁パネル構法の種別

(f) パネルの短辺小口相互の接合部の目地は伸縮目地とし、目地幅は10mm以上とする。

(g) 出隅及び入隅のパネル接合部並びにパネルと他部材との取合い部の目地は伸縮目地とし、目地幅は特記による。

(h) (f)及び(g)の伸縮目地に耐火目地材を充填する場合は、特記による。

(i) 構法がB種の場合、受金物は、パネル積上げ段数5段以下ごとに設ける。

(j) 開口補強鋼材の取付けは、各構法に応じた取付け方法とする。

(k) 雨掛り部分のパネルの目地は、シーリング材を充填する。

(l) パネルとスラブが取り合う部分の隙間は、モルタル又は耐火材料を充填する。
 ただし、構法がA種の場合は、モルタルとパネルの間にはクラフトテープ等の絶縁材を入れる。

8.4.4 間仕切壁パネル構法

(a) 間仕切壁パネル構法は表 8.4.3により、種別は特記による。
表 8.4.3 間仕切壁パネル構法の種別

(d) 防火区画の場合は、取付け金物に、必要な耐火性能を有する被覆を行う。

(e) 構法がC種の場合は、スラブ周辺部とパネルの間に充填するモルタルとパネルの間には、クラフトテープ等の絶縁材を入れる。

(f) (a)から(e)まで以外の工法は、8.4.3(c)から(j)までによる。

8.4.5 屋根及び床パネル構法

(a) 屋根及び床パネル構法は表8.4.4 による。
表 8.4.4 屋根及び床パネル構法の種別

8.4.6 溝掘り,孔あけ及び開口部の処置

(c) 溝掘り、孔あけ及び開口を設けた部分は、補修用モルタル又は耐火目地材を充填して補修する。
 また、鉄筋を切断した箇所には、表18.3.1[鉄鋼面錆止め塗料の種別]のA種の錆止め塗料を塗り付ける。

国土交通省大臣官房官庁営繕部 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版(H28.6 一部改定)の中の積算に係わる部分の抜粋です。
(分かりやすくするため、一部文章を簡略化しています)
元の標準仕様書は、↓ こちらからダウンロードできます。
 官庁営繕:公共建築工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版 - 国土交通省

なお、元となる標準仕様書の改定周期は3年となっています。
次は平成31年版(または新元号元年版)になると思いますが、最新版が発行されたら、そちらを参照してください。

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