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8章耐震改修工事 5節レディーミクストコンクリートの発注,製造及び運搬(改修標準仕様書(建築)H28)

国土交通省 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版

8章 耐震改修工事

5節 レディーミクストコンクリートの発注,製造及び運搬

8.5.1 レディーミクストコンクリート製造工場の選定 

工事開始に先立ち,次によりレディーミクストコンクリート工場を選定し,監督職員の承諾を受ける。
(1) レディーミクストコンクリート工場は,コンクリート製造に係る指導及び品質管理を行う施工管理技術者が置かれ,良好な品質管理が行われていること。
(2) 施工管理技術者は,コンクリート製造,施工,試験等に関わる指導及び品質管理を行う能力のある者とすること。
(3) レディーミクストコンクリート工場における良好な品質管理とは,次の項目について,品質管理基準が定められているとともに適切な管理が行われていること。
 (ⅰ) 製品の管理
 (ⅱ) 原材料の管理
 (ⅲ) 製造工程の管理
 (ⅳ) 設備の管理
 (ⅴ) 外注管理
(4) レディーミクストコンクリート工場は,8.7.2 に定められた時間の限度内に,コンクリートの打込みが終了できる場所にあること。
(5) 同一打込み区画に,2つ以上のレディーミクストコンクリート工場のコンクリートが打ち込まれないようにすること。
(6) Ⅱ類のコンクリートの場合は,JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)の規定と照合して,8.1.4 に規定する品質のコンクリートが製造できることを示す資料により,監督職員の承諾を受けること。

8.5.2 レディーミクストコンクリートの発注 

(a) Ⅰ類のコンクリートの発注に当たっては,1節から2節まで及び本節に規定する事項により必要な事項を JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)の3[種類]により指定する。
(b) Ⅱ類のコンクリートの場合は,Ⅰ類のコンクリートの規定に準じて指定する。
(c) 練混ぜ水としてスラッジ水を使用する場合は,レディーミクストコンクリート工場のスラッジ水濃度管理状況を確認する。スラッジ水濃度管理が十分でない場合は,使用しない。
(d) レディーミクストコンクリートの呼び強度の強度値は,8.2.5(e)(1)で定める調合管理強度以上とする。
(e) 呼び強度を保証する材齢は,28日とする。
(f) 施工に先立ち,レディーミクストコンクリート工場の配合計画書を提出し,監督職員の承諾を受ける。
 なお,配合計画書には,製造に用いる材料,調合設計の基礎となる資料及び計算書等を含むものとする。

8.5.3 運搬 

レディーミクストコンクリートの運搬は,JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)の規定以外は,次による。
(1) 8.7.2の規定を満足すること。
(2) コンクリートには,運搬の際に水を加えないこと。
(3) 荷卸し直前にドラムを高速回転して,コンクリートが均質になるようにすること。

国土交通省大臣官房官庁営繕部 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版(H28.6 一部改定)の複製です。

元の標準仕様書は、↓ こちらからダウンロードできます。
 官庁営繕:公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版 - 国土交通省

なお、元となる標準仕様書の改定周期は3年となっています。
次は平成31年版(または新元号元年版)になると思いますが、最新版が発行されたら、そちらを参照してください。

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