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8章耐震改修工事 8節コンクリートの試験 8.8.3 コンクリートの強度試験の総則(改修標準仕様書(建築)H28)

国土交通省 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版

8章 耐震改修工事
 8節 コンクリートの試験

8.8.3 コンクリートの強度試験の総則

(a) コンクリートの強度試験は,レディーミクストコンクリート工場及びコンクリートの種類が異なるごとに1日1回以上,かつ,コンクリート150 ㎥ごと及びその端数につき1回以上とする。

(b) コンクリートの強度試験方法
     (1) 1回の試験の供試体の個数及び試料採取
  (ⅰ) 1回の試験の供試体の数は,表8.8.2による試験用その他必要に応じて,それぞれ3個とする。
  (ⅱ) 適切な間隔をあけた3台の運搬車から,それぞれ試料を採取し,(ⅰ)で必要な数の供試体を作製する。
   ただし,調合管理強度の管理試験用は,1 台の運搬車から採取した試料で同時に3個の供試体を作製する。
  (ⅲ) (ⅱ)で3台の運搬車から作製した供試体から,それぞれ1個ずつ取り出し,3個の供試体で1回の試験を行う。
   ただし,調合管理強度の管理試験用は,1 台の運搬車から同時に作製した3個の供試体で1回の試験を行う。

 (2) 供試体は,JIS A 1132 (コンクリート強度試験用供試体の作り方) に基づいて工事現場で作製し,それぞれ試験の目的に応じた養生を行う。
  なお,脱型は,コンクリートを詰め終わってから16 時間以上3日間以内に行う。

 (3) 供試体の養生方法及び養生温度
  (ⅰ) 標準養生は,JIS A 1132による 20±2℃の水中養生とする。
  (ⅱ) 工事現場における養生は水中養生又は封かん養生とし,養生温度はコンクリートを打ち込んだ構造体にできるだけ近い条件になるようにする。
   また,水中養生の場合の養生温度は,養生水槽の水温の最高及び最低を毎日測定し,養生期間中の全測定値を平均した値とする。
   なお,供試体の保管場所は,直射日光の当たらない屋外とする。

 (4) 圧縮強度試験
  (ⅰ) 試験方法は,JIS A 1108 (コンクリートの圧縮強度試験方法) による。
  (ⅱ) 1回の試験における圧縮強度の平均値( )は,8.8.1式による。
8.8.1式

 (ⅲ) 3回の試験における圧縮強度の総平均値( )は,8.8.2式による。
8.8.2式


 (5) 供試体の養生方法,材齢,1回の試験の個数及び試験回数は,表8.8.2 による。
表 8.8.2 供試体の養生方法,材齢,1回の試験の個数及び試験回数


国土交通省大臣官房官庁営繕部 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版(H28.6 一部改定)の複製です。

元の標準仕様書は、↓ こちらからダウンロードできます。
 官庁営繕:公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版 - 国土交通省

なお、元となる標準仕様書の改定周期は3年となっています。
次は平成31年版(または新元号元年版)になると思いますが、最新版が発行されたら、そちらを参照してください。

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