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8章耐震改修工事 1節一般事項 8.1.4コンクリートの品質(改修標準仕様書(建築)H28)

国土交通省 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版

8章 耐震改修工事
 1節 一般事項

8.1.4 コンクリートの品質

(a) コンクリートの強度

(1) コンクリートの設計基準強度(Fc)の値は,普通コンクリートでは 36N/mm2 以下,軽量コンクリートでは27N/mm2以下とし,特記による。
(2) 使用するコンクリートの強度は,材齢28 日において調合管理強度以上とする。
(3) 構造体コンクリート強度は,設計基準強度以上とし,工事現場で採取し,養生された供試体の圧縮強度を基に推定する。
(4) (2)及び(3)で規定するコンンクリート強度の判定は,8節による。

(b) ワーカビリティー及びスランプ

(1) 使用するコンクリートのワーカビリティーは,打込み場所並びに打込み及び締固め方法に応じて,型枠内並びに鉄筋及び鉄骨周囲に密実に打ち込むことができ,かつ,ブリーディング及び分離が少ないものとする。
(2) 使用するコンクリートの荷卸し地点におけるスランプは,特記による。
 特記がなければ,18cmとする。

(c) 構造体コンクリートの仕上り

(1) 部材の位置及び断面寸法の許容差
 (ⅰ) 部材の位置及び断面寸法の許容差並びにその測定方法は,次による。
  ① 位置及び断面寸法の許容差は,表8.1.2を標準として,仕上げの種類,納まり等を考慮して定める。
表 8.1.2 部材の位置及び断面寸法の許容差の標準値

  ② 測定方法は,部材等に応じて適切な方法を定める。
 (ⅱ) 部材の位置及び断面寸法の確認は,測定が可能となった時点で,速やかに実施する。
 (ⅲ) 部材の位置及び断面寸法の確認並びに不合格となった場合の処置は,8.8.6による。

(2) コンクリート表面の仕上り状態
     (ⅰ) コンクリートの打放し仕上げ
  ① 合板せき板を用いるコンクリートの打放し仕上げは,表8.1.3 により,種別は特記による。
表 8.1.3 打放し仕上げの種別

  ② ①以外のせき板に接するコンクリート表面は,型枠セパレーターの穴,砂じま,へこみ等をポリマーセメントペースト等で補修し,コンクリートの突起部を取り除いて所要の状態にする。
 (ⅱ) コンクリートの仕上りの平たんさは,表8.1.4 による。
表 8.1.4 コンクリートの仕上りの平たんさの標準値


国土交通省大臣官房官庁営繕部 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版(H28.6 一部改定)の複製です。

元の標準仕様書は、↓ こちらからダウンロードできます。
 官庁営繕:公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版 - 国土交通省

なお、元となる標準仕様書の改定周期は3年となっています。
次は平成31年版(または新元号元年版)になると思いますが、最新版が発行されたら、そちらを参照してください。

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