スキップしてメイン コンテンツに移動

8章耐震改修工事 22節鉄骨ブレースの設置工事(改修標準仕様書(建築)H28)

国土交通省 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版

8章 耐震改修工事

22節 鉄骨ブレースの設置工事 

8.22.1 適用範囲 

この節は,鉄骨架構部が枠付きで,その全周をモルタル等による間接接合により既存鉄筋コンクリート造架構部と一体化する鉄骨ブレースの設置工事に適用する。

8.22.2 既存部分の撤去等 

撤去等は,8.21.2による。

8.22.3 既存部分の処理 

(a) 鉄骨ブレースの取り付く範囲の既存構造体のコンクリート面に,目荒しを行う。
(b) (a)以外は,8.21.3(b)から(d)までによる。

8.22.4 材料 

材料は,2節による。

8.22.5 あと施工アンカーの施工 

施工は,12節による。

8.22.6 鉄骨ブレースの設置 

(a) 鉄骨部材の製作
 (1) 鉄骨部材の製作は,13節による。
 (2) 鉄骨部材の錆止め塗装は,17節による。
 (3) 設計図書に記載された部材の形状が搬入及び組立に適切でない場合は,あらかじめ監督職員と協議する。

(b) 鉄骨部材の取付け
 (1) 分割され搬入された部材は,必要に応じて地組を行う。
 (2) 地組された部材又は1 部材として搬入された部材は,仮締めボルト,キャンバー,ジャッキ等を使用して取付ける。
 (3) 取付け調整し,所定の位置に設置されたことを確認する。
 (4) (1)から(3)まで以外は,19 節による。

8.22.7 既存構造体との取合い 

(a) 既存部との取合い部分には,割裂補強筋を設ける。
 割裂補強筋の仕様は,特記による。
(b) 既存構造体と鉄骨の間隙は型枠でふさぎ,周囲にシール材等を充填する。
(c) 型枠上部に空気抜き孔を設ける。
(d) グラウト材を,型枠下部に設けた注入孔からモルタルポンプを使用して注入する。
 なお,下階への漏水防止については,適切な処理を行う。
(e) グラウト材の硬化を確認後,型枠を取り外す。
(f) 既存構造体とグラウト材との間に隙間のないことを,目視により確認する。

8.22.8 塗装の補修 

現場搬入時,取付け時に生じた塗装の損傷,接合部の塗装は,17 節により,均一な塗装面になるように補修する。

8.22.9 仕上げ 

ブレース設置工事後の仕上げは,特記による。

国土交通省大臣官房官庁営繕部 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版(H28.6 一部改定)の複製です。

元の標準仕様書は、↓ こちらからダウンロードできます。
 官庁営繕:公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版 - 国土交通省

なお、元となる標準仕様書の改定周期は3年となっています。
次は平成31年版(または新元号元年版)になると思いますが、最新版が発行されたら、そちらを参照してください。

コメント

共有する


関連コンテンツ