国土交通省 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版
8章 耐震改修工事
7節 コンクリートの工事現場内運搬並びに打込み及び締固め
(2) 型枠は,せき板と支保工から構成する。
(3) 型枠は,作業荷重,コンクリートの自重及び側圧,打込み時の振動及び衝撃,水平荷重等の外力に耐え,かつ,8.1.4(c)に定める所要の品質が得られるように設計する。
(4) 型枠は,有害な水漏れがなく,容易に取外しができ,取外しの際コンクリートに損傷を与えないものとする。
(5) 外部に面するコンクリート打放し仕上げ (仕上塗材,塗装等の仕上げを行う場合を含む。)の打増し厚さは,特記による。
(2) 型枠は,施工図等に従って加工し,組み立てる。
(3) シアコネクタをセパレーターとして使用する場合は,特記による。
(4) コンクリートに打ち込むボックス,スリーブ,埋込み金物等は,位置を正確に出し,動かないよう型枠内に取り付ける。
(5) 支柱は,垂直に立てる。
なお,上下階の支柱は,原則として,平面上の同一位置とする。
また,地盤に支柱を立てる場合は,地盤を十分に締め固めるとともに,剛性のある板を敷くなど支柱が沈下しないよう措置する。
(6) 型枠は,足場,遣方等の仮設物と連結させない。
(7) 床型枠用鋼製デッキプレートを使用する場合は,取り合う型枠材等の強度を十分確保するほか,製造所の仕様による。
(8) 型枠締付け材にコーンを使用する箇所は,次による。
(ⅰ) 防水下地
(ⅱ) 打放し仕上げ面 (表8.1.3 のA種及びB種の場合)
(ⅲ) 直接に塗装,壁紙張り等の厚さの薄い仕上げをする面
(ⅳ) 断熱材を打ち込んだ面 (断熱材を損傷するおそれのない場合を除く。)
(9) 型枠は,コンクリートの打込みに先立ち,組立状態を確認し,監督職員に報告する。
(2) 型枠の存置期間
(ⅰ) 最小存置期間は,表8.7.3 により,コンクリートの材齢又はコンクリートの圧縮強度により定める。
ただし,寒冷のため強度の発現が遅れると思われる場合は,コンクリートの圧縮強度により定める。
なお,セメントの種類が普通エコセメントの場合は特記による。
(ⅱ) コンクリートの圧縮強度を圧縮強度試験により定める場合は,8.8.3 によるコンクリートの試験結果及び安全を確認するための資料により,監督職員の承諾を受ける。
(ⅲ) コンクリートの圧縮強度を「型わく及び支柱の取り外しに関する基準を定める件」(昭和 46年1月29日 建設省告示第110 号)第1第一号ロにより定める場合は,コンクリートの圧縮強度の計算結果により,監督職員の承諾を受ける。
(3) 使用した紙チューブは,型枠取外し後に取り除く。
(2) 型枠緊張材にコーンを使用した場合は,コーンを取り外して保水剤又は防水剤入りモルタルを充填する等の処置を行う。
また,断熱材の部分では,9.5.2[断熱材打込み工法](b)(5)による。
モルタルの充填は,一般には面内とし,塗装等の厚さの薄い仕上げの下地では,コンクリート面と同一とする。
(3) インサート等で,見え掛りとなる部分及び薄い仕上げの部分には,調合ペイント又は錆止め塗料を塗り付ける。
また,型枠等留付け用金物で見え掛りとなる部分は,できる限り取り除く。
8章 耐震改修工事
7節 コンクリートの工事現場内運搬並びに打込み及び締固め
8.7.8 型枠工事
(a) 一般事項
(1) この項は,工事現場施工のコンクリートに使用する型枠工事に適用する。(2) 型枠は,せき板と支保工から構成する。
(3) 型枠は,作業荷重,コンクリートの自重及び側圧,打込み時の振動及び衝撃,水平荷重等の外力に耐え,かつ,8.1.4(c)に定める所要の品質が得られるように設計する。
(4) 型枠は,有害な水漏れがなく,容易に取外しができ,取外しの際コンクリートに損傷を与えないものとする。
(5) 外部に面するコンクリート打放し仕上げ (仕上塗材,塗装等の仕上げを行う場合を含む。)の打増し厚さは,特記による。
(b) 型枠の加工及び組立
(1) 配筋,型枠の組立又はこれらに伴う資材の運搬,集積等は,これらの荷重を受けるコンクリートが有害な影響を受けない材齢に達してから開始する。(2) 型枠は,施工図等に従って加工し,組み立てる。
(3) シアコネクタをセパレーターとして使用する場合は,特記による。
(4) コンクリートに打ち込むボックス,スリーブ,埋込み金物等は,位置を正確に出し,動かないよう型枠内に取り付ける。
(5) 支柱は,垂直に立てる。
なお,上下階の支柱は,原則として,平面上の同一位置とする。
また,地盤に支柱を立てる場合は,地盤を十分に締め固めるとともに,剛性のある板を敷くなど支柱が沈下しないよう措置する。
(6) 型枠は,足場,遣方等の仮設物と連結させない。
(7) 床型枠用鋼製デッキプレートを使用する場合は,取り合う型枠材等の強度を十分確保するほか,製造所の仕様による。
(8) 型枠締付け材にコーンを使用する箇所は,次による。
(ⅰ) 防水下地
(ⅱ) 打放し仕上げ面 (表8.1.3 のA種及びB種の場合)
(ⅲ) 直接に塗装,壁紙張り等の厚さの薄い仕上げをする面
(ⅳ) 断熱材を打ち込んだ面 (断熱材を損傷するおそれのない場合を除く。)
(9) 型枠は,コンクリートの打込みに先立ち,組立状態を確認し,監督職員に報告する。
(c) 型枠の存期間及び取外し
(1) 型枠の取外しは,型枠の最小存置期間を経た以後に行う。(2) 型枠の存置期間
(ⅰ) 最小存置期間は,表8.7.3 により,コンクリートの材齢又はコンクリートの圧縮強度により定める。
ただし,寒冷のため強度の発現が遅れると思われる場合は,コンクリートの圧縮強度により定める。
なお,セメントの種類が普通エコセメントの場合は特記による。
(ⅱ) コンクリートの圧縮強度を圧縮強度試験により定める場合は,8.8.3 によるコンクリートの試験結果及び安全を確認するための資料により,監督職員の承諾を受ける。
(ⅲ) コンクリートの圧縮強度を「型わく及び支柱の取り外しに関する基準を定める件」(昭和 46年1月29日 建設省告示第110 号)第1第一号ロにより定める場合は,コンクリートの圧縮強度の計算結果により,監督職員の承諾を受ける。
(3) 使用した紙チューブは,型枠取外し後に取り除く。
(d) 型枠締付け金物の頭処理
(1) 型枠取外し後,仕上げがない箇所は,型枠締付け金物の頭を除去し,その跡に表7.3.1[鉄鋼面錆止め塗料の種別]のA種の錆止め塗料を塗り付ける。(2) 型枠緊張材にコーンを使用した場合は,コーンを取り外して保水剤又は防水剤入りモルタルを充填する等の処置を行う。
また,断熱材の部分では,9.5.2[断熱材打込み工法](b)(5)による。
モルタルの充填は,一般には面内とし,塗装等の厚さの薄い仕上げの下地では,コンクリート面と同一とする。
(3) インサート等で,見え掛りとなる部分及び薄い仕上げの部分には,調合ペイント又は錆止め塗料を塗り付ける。
また,型枠等留付け用金物で見え掛りとなる部分は,できる限り取り除く。
国土交通省大臣官房官庁営繕部 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版(H28.6 一部改定)の複製です。
元の標準仕様書は、↓ こちらからダウンロードできます。
官庁営繕:公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版 - 国土交通省
なお、元となる標準仕様書の改定周期は3年となっています。
次は平成31年版(または新元号元年版)になると思いますが、最新版が発行されたら、そちらを参照してください。
元の標準仕様書は、↓ こちらからダウンロードできます。
官庁営繕:公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版 - 国土交通省
なお、元となる標準仕様書の改定周期は3年となっています。
次は平成31年版(または新元号元年版)になると思いますが、最新版が発行されたら、そちらを参照してください。
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