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4章外壁改修工事 6節塗り仕上げ外壁等の改修 4.6.5工法(改修標準仕様書(建築)H28)

国土交通省 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版

4章 外壁改修工事
 6節 塗り仕上げ外壁等の改修

4.6.5 工法 

(a) 外装薄塗材Si及び可とう形外装薄塗材Si
(1) 材料の練混ぜは,仕上塗材製造所の指定する水の量で均一になるように行う。
 ただし,溶剤系の下塗材の場合は,指定量の専用薄め液で均一になるように行う。
(2) 下塗りは,だれ,塗残しのないように均一に塗り付ける。
(3) 主材塗りは,次による。
 (ⅰ) 吹付けの場合は,見本と同様の模様で均一に仕上がるように,指定の吹付け条件により吹き付ける。
 (ⅱ) ローラー塗りの場合は,見本と同様の模様で均一に仕上がるように,所定のローラーを用いて塗り付ける。
  なお,塗り回数は,仕上塗材製造所の仕様による。

(b) 外装薄塗材E及び可とう形外装薄塗材E
(1) 材料の練混ぜは,(a)(1)による。
(2) 下塗りは,(a)(2)による。
(3) 主材塗りは,次による。
 (ⅰ) 吹付けの場合は,(a)(3)(i)による。
 (ⅱ) ローラー塗りの場合は,(a)(3)(ⅱ)による。
 (ⅲ) こて塗りの場合は,見本と同様の模様で均一に仕上がるように,所定のこてを用いて塗り付ける。
  なお,塗り回数は,仕上塗材製造所の仕様による。

(c) 防水形外装薄塗材E
(1) 材料の練混ぜは,(a)(1)による。
(2) 下塗りは,(a)(2)による。
(3) 増塗りは,出隅,入隅,目地部,開口部回り等にはけ又はローラーにより,端部に段差のないように塗り付ける。
(4) 主材塗りは,次による。
 (ⅰ) 基層塗りは,だれ,ピンホール,塗残しのないよう下地を覆うように均一に塗り付ける。
  なお,塗り回数は,仕上塗材製造所の仕様による。
 (ⅱ) 模様塗りは,次による。
  ① 吹付けの場合は,(a)(3)(i)による。
  ② ローラー塗りの場合は,見本と同様の模様で均一に仕上がるように,所定のローラーを用いて塗り付ける。

(d) 外装薄塗材S
(1) 材料の練混ぜは,仕上塗材製造所の指定する専用薄め液の量で均一になるように行う。
(2) 下塗りは,(a)(2)による。
(3) 主材塗りは,(a)(3)(i)による。

(e) 外装厚塗材C
(1) 材料の練混ぜは,仕上塗材製造所の指定する水の量で均一になるように行う。
 ただし,溶剤系の下塗材及び上塗材の場合は,指定量の専用薄め液で均一になるように行う。
 なお,練混ぜ量は,仕上塗材製造所の指定する可使時間内に使い終わる量とする。
(2) 下塗りは,(a)(2)による。
(3) 主材塗りは,次による。
 (ⅰ) 吹付けの場合は,次による。
  ① 基層塗りと模様塗りの2回とする。
  ② 基層塗りは,だれ,ピンホール,塗残しのないよう下地を覆うように塗り付ける。
  ③ 模様塗りは,(a)(3)(i)による。
  ④ 凸部処理は,模様塗りの後に,見本塗板と同様の模様になるようにこて又はローラーにより押さえる。
 (ⅱ) こて塗りの場合は,(b)(3)(ⅲ)による。
(4) 上塗材を用いる場合は,上塗りは,2回塗りとし,色むら,だれ,光沢むら等が生じないように均一に,はけ,ローラー又はスプレーガンにより塗り付ける。

(f) 外装厚塗材Si及び外装厚塗材E
(1) 材料の練混ぜは,仕上塗材製造所の指定する水の量で均一になるように行う。
 ただし,溶剤系の下塗材又は上塗材の場合は,指定量の専用薄め液で均一になるように行う。
(2) 下塗りは,(a)(2)による。
(3) 主材塗りは,次による。
 (ⅰ) 吹付けの場合は,(e)(3)(ⅰ)による。
 (ⅱ) ローラー塗りの場合は,(a)(3)(ⅱ)による。
 (ⅲ) こて塗りの場合は,(b)(3)(ⅲ)による。
(4) 上塗りは,(e)(4)による。

(g) 複層塗材CE及び複層塗材RE
(1) 材料の練混ぜ
 (ⅰ) 材料の練混ぜは,(e)(1)による。
 (ⅱ) 2液形上塗材は,薄める前に基剤と硬化剤を指定の割合で混ぜ合わせる。
(2) 下塗りは,(a)(2)による。
(3) 主材塗りは,次による。
 (ⅰ) 吹付けの場合は,(e)(3)(ⅰ)による。
 (ⅱ) ローラー塗りの場合は,(a)(3)(ⅱ)による。
(4) 上塗りは,次による。
 (ⅰ) 上塗材の所要量は,メタリックの場合は 0.4㎏/㎡以上とする。
  また,上塗りの工程を3回以上とし,第1回目はクリヤー又はメタリックと同系色のエナメルを塗り付け,最上層はクリヤーとする。
 (ⅱ) (ⅰ)以外の場合は,上塗りは,2回塗りとし,色むら,だれ,光沢むら等が生じないように均一に,はけ,ローラー又はスプレーガンにより塗り付ける。

(h) 複層塗材Si及び複層塗材E
(1) 材料の練混ぜは,(f)(1)及び(g)(1)(ⅱ)による。
(2) 下塗りは,(a)(2)による。
(3) 主材塗りは,(g)(3)による。
(4) 上塗りは,(g)(4)による。

(i) 可とう形複層塗材CE
(1) 材料の練混ぜは,(g)(1)による。
(2) 下塗りは,(a)(2)による。
(3) 主材塗りは,次による。
 (ⅰ) 吹付けの場合は,次による。
  ① 基層塗りは,(c)(4)(ⅰ)による。
  ② 模様塗りは,(a)(3)(ⅰ)による。
  ③ 凸部処理は,(e)(3)(ⅰ)④による。
 (ⅱ) ローラー塗りの場合は,(a)(3)(ⅱ)による。
(4) 上塗りは,(g)(4)(ⅱ)による。

(j) 防水形複層塗材CE及び防水形複層塗材RE
(1) 材料の練混ぜは,(g)(1)による。
(2) 下塗りは,(a)(2)による。
(3) 増塗りは,(c)(3)による。
(4) 主材塗りは,次による。
 (ⅰ) 基層塗りは,2回塗りとし,だれ,ピンホール,塗残しのないよう下地を覆うように塗り付ける。
 (ⅱ) 模様塗りは,(c)(4)(ⅱ)による。
(5) 上塗りは,(g)(4)(ⅱ)による。

(k) 防水形複層塗材E
(1) 材料の練混ぜは,(h)(1)による。
(2) 下塗りは,(a)(2)による。
(3) 増塗りは,(c)(3)による。
(4) 主材塗りは,(j)(4)による。
(5) 上塗りは,(g)(4)(ⅱ)による。

(l) 防水形複層塗材RS
(1) 材料の練混ぜ
 (ⅰ) 材料の練混ぜは,(d)(1)による。
  なお,練混ぜ量は,仕上塗材製造所の指定する可使時間以内に使い終わる量とする。
 (ⅱ) 下塗材,主材,上塗材が 2 液形の場合は,薄める前に基剤と硬化剤を指定の割合で混ぜ合わせる。
(2) 下塗りは,(a)(2)による。
(3) 増塗りは,(c)(3)による。
(4) 主材塗りは,(j)(4)による。
(5) 上塗りは,(g)(4)(ⅱ)による。

(m) 可とう形改修塗材E
(1) 材料の練混ぜは,仕上塗材製造所の指定する水の量で均一になるように行う。
 ただし,溶剤系の上塗材の場合は,指定量の専用薄め液で均一になるように行う。
 なお,2液形上塗材は,(g)(1)(ⅱ)による。
(2) 主材塗りは,(c)(4)(ⅱ)による。
(3) 上塗りは,(g)(4)(ⅱ)による。

(n) 可とう形改修塗材RE及び可とう形改修塗材CE
(1) 材料の練混ぜは,(m)(l)による。
 なお,練混ぜ量は,仕上塗材製造所の指定する可使時間内に使い終わる量とする。
(2) 主材塗りは,(c)(4)(ⅱ)による。
(3) 上塗りは,(g)(4)(ⅱ)による。

国土交通省大臣官房官庁営繕部 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版(H28.6 一部改定)の複製です。

元の標準仕様書は、↓ こちらからダウンロードできます。
 官庁営繕:公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版 - 国土交通省

なお、元となる標準仕様書の改定周期は3年となっています。
次は平成31年版(または新元号元年版)になると思いますが、最新版が発行されたら、そちらを参照してください。

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