国土交通省 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版
4章 外壁改修工事
4節 モルタル塗り仕上げ外壁の改修
(b) 注入口への注入材料は,ポリマーセメントスラリーとし,製造所の仕様により調合し,均一になるまで混練りし,ふるいにより,ろ過する。
(c) 注入により,ポリマーセメントスラリーが流出するおそれのあるひび割れ,開口部,出隅部等は,次により確実にシールする。
(1) シール方法は,ポリマーセメントスラリー製造所の仕様による。
(2) シール材は,適切な養生期間をとり,タックフリーになるまで指触しない。
また,降雨からも養生する。
(d) 注入は,次により,注入量は特記による。
特記がなければ注入口1箇所当たり50mLとする。
(1) 残存浮き部に注入圧力 0.1~0.25N/mm2となるように注入する。
(2) 注入状態を打診により確認しながら,ポリマーセメントスラリーが流出しないよう注入する。
流出した場合は,直ちに注入を中止する。
(3) 注入順序は,残存浮き範囲が広い場合は一気に注入せず,数回に分けて行う。
(4) 注入の終了した注入口は,コルク,木栓等で仮止めし,ポリマーセメントスラリーが固まった後にポリマーセメントモルタル等で平滑に穴埋めを行う。
(e) ポリマーセメントスラリー注入部分は,注入後3日間は振動や衝撃を与えないよう養生を行う。
(f) 注入部以外に付着した材料は,適切な方法で除去し,清掃する。
(g) 確認は,4.4.11(i)による。
4章 外壁改修工事
4節 モルタル塗り仕上げ外壁の改修
4.4.15 注入口付アンカーピンニング全面ポリマーセメントスラリー注入工法
(a) 注入口付アンカーピン固定部の施工及び注入口の穿孔は,4.4.14(a)から(d)までによる。(b) 注入口への注入材料は,ポリマーセメントスラリーとし,製造所の仕様により調合し,均一になるまで混練りし,ふるいにより,ろ過する。
(c) 注入により,ポリマーセメントスラリーが流出するおそれのあるひび割れ,開口部,出隅部等は,次により確実にシールする。
(1) シール方法は,ポリマーセメントスラリー製造所の仕様による。
(2) シール材は,適切な養生期間をとり,タックフリーになるまで指触しない。
また,降雨からも養生する。
(d) 注入は,次により,注入量は特記による。
特記がなければ注入口1箇所当たり50mLとする。
(1) 残存浮き部に注入圧力 0.1~0.25N/mm2となるように注入する。
(2) 注入状態を打診により確認しながら,ポリマーセメントスラリーが流出しないよう注入する。
流出した場合は,直ちに注入を中止する。
(3) 注入順序は,残存浮き範囲が広い場合は一気に注入せず,数回に分けて行う。
(4) 注入の終了した注入口は,コルク,木栓等で仮止めし,ポリマーセメントスラリーが固まった後にポリマーセメントモルタル等で平滑に穴埋めを行う。
(e) ポリマーセメントスラリー注入部分は,注入後3日間は振動や衝撃を与えないよう養生を行う。
(f) 注入部以外に付着した材料は,適切な方法で除去し,清掃する。
(g) 確認は,4.4.11(i)による。
国土交通省大臣官房官庁営繕部 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版(H28.6 一部改定)の複製です。
元の標準仕様書は、↓ こちらからダウンロードできます。
官庁営繕:公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版 - 国土交通省
なお、元となる標準仕様書の改定周期は3年となっています。
次は平成31年版(または新元号元年版)になると思いますが、最新版が発行されたら、そちらを参照してください。
元の標準仕様書は、↓ こちらからダウンロードできます。
官庁営繕:公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版 - 国土交通省
なお、元となる標準仕様書の改定周期は3年となっています。
次は平成31年版(または新元号元年版)になると思いますが、最新版が発行されたら、そちらを参照してください。
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