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4章外壁改修工事 4節モルタル塗り仕上げ外壁の改修 4.4.14注入口付アンカーピンニング全面エポキシ樹脂注入工法(改修標準仕様書(建築)H28)

国土交通省 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版

4章 外壁改修工事
 4節 モルタル塗り仕上げ外壁の改修

4.4.14 注入口付アンカーピンニング全面エポキシ樹脂注入工法

(a) 浮き部分の補修に使用する注入口付アンカーピンの本数は,特記による。
特記がなければ表4.4.4 による。
ただし,浮き面積が1㎡以下の場合は図 4.4.4 に示す標準グリッドを当てはめた最大本数程度とする。
また,狭幅部 (幅200mm以下で帯状にはく離している幅の狭い箇所) のアンカーピン及び注入口の配置は図 4.4.4 に示すとおり幅中央に各々5本/mとする。
表 4.4.4 アンカーピン本数,注入口の箇所数

図 4.4.4 標準配置グリッド


(b) 注入口付アンカーピン固定部の施工は,4.4.13(b)から(k)までによる。

(c) テストハンマー等により残存浮き範囲を再確認し,残存浮き部分への注入口の位置をチョーク等でマーキングする。

(d) 注入口の穿孔は,注入口付アンカーピン固定部の硬化を待って,マーキング位置に従って4.4.10(b)から(e)までに準じ行う。
ただし,穿孔は,構造体コンクリートに約5mmの深さまで行う。

(e) 注入口への注入材料は,エポキシ樹脂とし,製造所の仕様により調合し,均一になるまで混練りする。

(f) 注入は,手動式注入器により注入口から注入材料が漏れないように注意して,残存浮き内に内圧がかからないように下部から上部へ,片端部から他端部へ,打診しながら残存浮き部全面に注入する。
なお,注入量は,特記による。
特記がなければ注入口1箇所当たり25mL とする。

(g) エポキシ樹脂注入部分は,注入後 24 時間程度振動や衝撃を与えないよう養生を行う。

(h) 硬化後,注入部以外に付着した材料を,適切な方法で除去し清掃する。

(i) 確認は,4.4.11(i)による。

国土交通省大臣官房官庁営繕部 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版(H28.6 一部改定)の複製です。

元の標準仕様書は、↓ こちらからダウンロードできます。
 官庁営繕:公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版 - 国土交通省

なお、元となる標準仕様書の改定周期は3年となっています。
次は平成31年版(または新元号元年版)になると思いますが、最新版が発行されたら、そちらを参照してください。

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