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4章外壁改修工事 4節モルタル塗り仕上げ外壁の改修 4.4.12アンカーピンニング全面ポリマーセメントスラリー注入工法(改修標準仕様書(建築)H28)

国土交通省 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版

4章 外壁改修工事
 4節 モルタル塗り仕上げ外壁の改修

4.4.12 アンカーピンニング全面ポリマーセメントスラリー注入工法 

(a) アンカーピン固定部の施工及び注入口の穿孔は,4.4.11(a)から(d)までによる。

(b) 注入口への注入材料は,ポリマーセメントスラリーとし,製造所の仕様により,調合し均一になるまで混練りし,ふるいにより,ろ過する。

(c) 注入により,ポリマーセメントスラリーが流出するおそれのあるひび割れ,開口部,出角部等は,次により確実にシールする。
 (1) シール方法は,ポリマーセメントスラリー製造所の仕様による。
 (2) シール材は,適切な養生期間をとり,タックフリーになるまで指触しない。
  また,降雨等からも養生する。

(d) 注入は,次により,注入量は特記による。
特記がなければ注入口1箇所当たり50mLとする。
 (1) 残存浮き部に注入圧力 0.1~0.25N/mm2となるように注入する。
 (2) 注入状態を打診により確認しながら,ポリマーセメントスラリーが流出しないよう注入する。
  流出した場合は,直ちに注入を中止する。
 (3) 注入順序は,残存浮き範囲が広い場合は一気に注入せず,数回に分けて行う。
 (4) 注入の終わった注入口は,コルク,木栓等で仮止し,ポリマーセメントスラリーが固まった後に,ポリマーセメントモルタル等で平滑に孔埋めを行う。

(e) ポリマーセメントスラリー注入部分は,注入後3日間は振動や衝撃を与えないよう養生を行う。

(f) 注入部以外に付着した材料は,適切な方法で除去し清掃する。

(g) 確認は,4.4.11(i)による。

国土交通省大臣官房官庁営繕部 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版(H28.6 一部改定)の複製です。

元の標準仕様書は、↓ こちらからダウンロードできます。
 官庁営繕:公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版 - 国土交通省

なお、元となる標準仕様書の改定周期は3年となっています。
次は平成31年版(または新元号元年版)になると思いますが、最新版が発行されたら、そちらを参照してください。

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