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6章内装改修工事 11節フローリング張り 6.11.4釘留め工法(改修標準仕様書(建築)H28)

国土交通省 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版

6章 内装改修工事
 11節 フローリング張り

6.11.4 釘留め工法

(a) 根太張り工法
根太の上に,下張りを行わずに,直接フローリングボード又は複合フローリングを接着剤を併用して釘打ちで張り込む工法に適用する。
(ⅰ) 材料
 ① フローリングは,フローリングボード (根太張用) 及び複合フローリング (根太張用)とし,樹種は特記による。
  特記がなければ,ならとする。
 ② フローリングボードの厚さ及び大きさは,表6.11.1 による。
表 6.11.1根太張り工法のフローリングボード

 ③ 複合フローリングの種別は,表6.11.2 により,適用は特記による。
  特記がなければ,C種とする。
表 6.11.2根太張り工法の複合フローリング

 ④ 釘は,原則として,スクリュー釘,フロア釘及びフロア用ステープルとする。
 ⑤ 接着剤は,JIS A 5536 (床仕上げ材用接着剤) によるエポキシ樹脂系,ウレタン樹脂
系又は変成シリコーン樹脂系とする。
  ただし,接着剤のホルムアルデヒドの放散量は特記による。
  特記がなければ,F☆☆☆☆とする。

(ⅱ) 施工
 ① フローリングボード張り
  張込みに先立ち板の割付けを行い,継手を乱にし,板そば,木口等のさね肩,しゃくり溝等を損傷しないように通りよく敷き並べて締め付け,根太当たりに雄ざねの付け根から隠し釘留めとする。
  接着剤を併用し平滑に留め付ける。
 ② 複合フローリング張り
  張込みに先立ち,木理,色沢等配置よく割り付け,接着剤を併用し,継手を根太上とし通りよく敷き並べて,板そば,木口のさね肩を損傷しないように平滑に根太へ向け,雄ざねの付け根から隠し釘留めとする。
 ③ 表6.11.2のC種で,特記により防湿処理が必要な場合,防湿処理に代えて(b)(ⅱ)①イ.による下張りを行うものとする。

(b) 直張り工法
根太の上に下張り用床板を張り,その上にフローリングボード又は複合フローリングを釘打ちで張り込む工法に適用する。
必要に応じて,接着剤を併用する。
(ⅰ) 材料
 ① フローリングはフローリングボード (直張用) 及び複合フローリング(直張用) とし,樹種は特記による。
  特記がなければ,ならとする。
 ② フローリングボードの厚さ及び大きさは,表6.11.3 による。
表 6.11.3 直張り工法のフローリングボード

 ③ 複合フローリングの種別は表6.11.4 により,適用は特記による。
  特記がなければ,C種とする。
表 6.11.4 直張り工法の複合フローリング

 ④ 釘は,(a)(ⅰ)④による。
 ⑤ 接着剤は,(a)(ⅰ)⑤による。

(ⅱ) 施工
 ① フローリングボード張り
  ア. 張込みに先立ち板の割付けを行い,継手を乱にし,板そば,木口等のさね肩,しゃくり溝等を損傷しないように通りよく敷き並べて締め付け,根太当りに雄ざねの付け根から隠し釘留めとする。
   必要に応じて,接着剤を併用し平滑に留め付ける。
  イ. 下張り用床板は,表6.5.10により,下張りと上張りとの継手位置が合わないよう
にする。
   根太間隔は,300mm程度とする。
 ② 複合フローリング張り
  ア. 張込みに先立ち,木理,色沢等配置よく割り付け,所定の接着剤を下地に塗布し,通りよく敷き並べて,板そば,木口のさね肩を損傷しないように平滑に根太へ向け,雄ざねの付け根から隠し釘留めとする。
  イ. 下張り用床板は,①イ.による。

国土交通省大臣官房官庁営繕部 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版(H28.6 一部改定)の複製です。

元の標準仕様書は、↓ こちらからダウンロードできます。
 官庁営繕:公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版 - 国土交通省

なお、元となる標準仕様書の改定周期は3年となっています。
次は平成31年版(または新元号元年版)になると思いますが、最新版が発行されたら、そちらを参照してください。

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