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6章内装改修工事 14節壁紙張り(改修標準仕様書(建築)H28)

国土交通省 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版

6章 内装改修工事

14節 壁紙張り

6.14.1 適用範囲 

この節は,内部改修工事におけるモルタル面,コンクリート面及びボード面に施す各種壁紙張りに適用する。

6.14.2 材料 

(a) 壁紙は,JIS A 6921 (壁紙) により,建築基準法に基づく防火材料の指定又は認定を受けたものとし,種類及び防火性能は,特記による。
 ただし,壁紙のホルムアルテヒドの放散量は特記による。
 特記がなければ,F☆☆☆☆とする。

(b) 接着剤は,JIS A 6922 (壁紙施工用及び建具用でん粉系接着剤) による2種1号とし,使用量は固型換算量 (乾燥質量) 30g/㎡以下とする。

(c) 下地調整に用いるパテ及び吸込止め (シーラー) は,壁紙専用のものとする。

(d) 湿気の多い場所,外壁内面のせっこうボード直張り下地等の場合は,防かび剤入り接着剤を使用する。

(e) 下地に使われる釘,小ねじ等の金物類は,黄銅,ステンレス製等を除き,錆止め処理する。

6.14.3 施工 

(a) モルタル面及びプラスター面の下地調整は,表 7.2.4[モルタル面及びプラスター面の下地調整]による。
 コンクリート面の下地調整は,表 7.2.5[コンクリート面及びALCパネル面の下地調整]により,種別は特記による。
 特記がなければ,RB種とする。

(b) せっこうボード面の下地調整は,表 7.2.7[せっこうボード面及びその他ボード面の下地調整]により,種別は特記による。
 特記がなければ,RB種とする。

(c) 下地調整ののち,清掃を行い,シーラーを全面に塗布する。

(d) JIS A 6921 (壁紙) に定める隠ぺい性3級のもので,素地面が見え透くおそれのある場合は,素地面の色調を調整する。

(e) 張付けは,壁紙を下地に直接張り付けるものとし,たるみ,模様等の食違いのないよう裁ち合わせて張り付ける。

(f) 押縁,ひも等を使用する場合は,通りよく接着剤,釘等で留め付ける。

(g) 防火材料の指定又は認定を受けた壁紙には,施工後,適切な表示を行う。

国土交通省大臣官房官庁営繕部 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版(H28.6 一部改定)の複製です。

元の標準仕様書は、↓ こちらからダウンロードできます。
 官庁営繕:公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版 - 国土交通省

なお、元となる標準仕様書の改定周期は3年となっています。
次は平成31年版(または新元号元年版)になると思いますが、最新版が発行されたら、そちらを参照してください。

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